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SRDC製かわさきロボットができるまで

  • 執筆者の写真: スギヒラタケ
    スギヒラタケ
  • 2020年4月26日
  • 読了時間: 5分

0. はじめに

初めまして、かわさき班所属三年のスギヒラタケです。


本日は、私が所属するかわさき班で、

メインに製作しているロボットである

かわさきロボットについて、

そのロボットを製作するまでの流れを紹介していこうと思います。


ZI-OLF&s(2019年全国大会優勝機体)


そもそも、かわさきロボットって何?

という方は、以下のブログをご覧ください。



本日は、新入生に焦点を当て、

例年、新入生が入部してから、かわさきロボットを製作して完成するまでの流れを、四つの過程に分けて説明していこうと思います。



1.ロボット製作の入門

2.設計

3.パーツの製作

4.機体の組み立て



1.ロボット製作の入門

この過程では、かわさきロボットを製作するまでの前段階、ロボット製作に必要な知識を実践を通じて、新入生に学んで貰います。

時期は例年、前期中の4月~7月の間に行います。


年間スケジュールはこちらから→年間スケジュール(かわさき班)



クランク作り(4月~)

 入部して最初の物作りです。かわさきロボットの脚構造に主に用いられる四節リンクのクランク機構、その簡素にしたものを作って貰います。


 ここでは、クランク作りを通じて、クランク機構の理解に加え、加工に用いる工作機械や工具の理解を深め、使い方を学びます。



ミニかわ作り(5月)


 例年、5月に行われる大宮祭のロボット大会(SRDC主催)、それに向けて作って貰うロボットです。



 名前の通り、かわさきロボットを小型化したもので、

脚はクランク機構を用いて、A4サイズ、重量1.5㎏までの小型ロボットを作って貰います。


 毎年、新入生が、様々な創意工夫を凝らし、面白いロボットを作っています。



 ミニかわ作りを経験する事で、ロボットを作るまでの過程、設計から製作までを実践的に学ぶ事ができます。




かわロボ一年機の譲渡(5月~)


かわさき班では毎年、新しく入ってきた新入生に、上級者が過去に製作したかわさきロボットを、自由に使っていい一年機として、譲渡します。


 


新入生はこれらの機体を用いて、機体の操縦や修理、修繕を行い、かわさきロボットへの理解を深めてもらいます。


2019年、全国大会初優勝時の集合写真


また新入生はこの一年機で、全国各地で開かれる大会に出場する事が出来ます。


毎年、多くの部員が一年の段階で、大会で入賞を果たすなどの大きな成果を残しています。

 




新入生には、これらの体験を通じて、かわさきロボットとはどういうものなのか、そして、自分はどの様なロボットを作りたいかを考えて貰います。


このような経験を踏まえ、新入生には、ロボット製作に必要な知識をしっかりと学んでいって貰います。


そしてここからが、かわさきロボット製作の本番になります。


2. 設計

3DのCADソフト:Inventor

を用いて、2Dスケッチ3Dデータを作り、機体を設計していきます。

最も重要な工程で、8月から始まり~翌年の3月の約半年もの期間をかけて、じっくりと作っていきます。機体性能の八割以上はここで決まるといっても過言ではないでしょう。



毎年、設計講習を開き、学年に関係なく多くの上級生を交えて、設計について指導しています。

CADソフトのInventorなどの使い方はもちろんのこと、素材や機構、力学的な知識やその計算など、設計に必要な知識を教えていきます。



~設計の簡単な流れ~


  コンセプト→設計図→3Dデータ


最初に機体のコンセプトを定めて貰います。

サイズ、攻撃アームの種類、どの様な性能や機能を求めるか、戦い方などです。


コンセプトが定まったら、それに従い線図などで、全体像を設計図として作成していきます。




設計図が出来たら、それぞれのパーツを立体的な3Dデータとして作成していきます。




作成したパーツの3Dデータは、Inventorのソフトで組み上げることができ、完成した機体の全体像を3Dデータで見ることが出来ます。




3.パーツの製作


SRDCでは、設計したパーツを部で所有する工作機械を用いて、切削加工を主にして製作していきます。この際、CNCフライス盤というコンピューター制御の高価な

(約70万円ぐらい)工作機械を用いる事で、高精度なパーツの製作が可能となっています。




設計したデータを基に、切削加工をしてパーツを製作していきます。

この際、工作機械を自動制御させるのに必要なGコードを作成して、

工作機械で精密な切削加工を行います。


設計したパーツのほぼ全てが製作可能で、アルミニウム、ポリカーボネート、GFRPなど、用途に合わせて様々な素材を用いています。


4.機体の組み立て

ここまで来たらあと少しです。

今まで作ってきた、設計図やパーツを用いて機体を組み上げていきます。


機体が組み上がり、電装を施して、動かせるようになったら完成です!



必要に応じて、追加工や染色、塗装をして機体の見た目を仕上げていきましょう!




かわさき班で製作した機体たち↓




かわさき班では毎年、多くの部員が一人一台、計数十体もの機体を作っています。


そして、出来た機体でバトルをしたり、設計について語り合ったり、大会に出て大きな結果を残したりしています。










5.終わりに

今年(2020年度)はコロナウイルスの影響で、設計以降の過程が活動のメインになると思います。

一年機の譲渡は例年通り行い、

設計はオンラインで講習会などを開き、教えていく予定です。


最後に、

かわさきロボットは、設計から製作まで全てに関わることが出来るロボット製作になります。

大学の授業だけでは学べない多くの知識を学ぶことが出来ます。

今までロボット製作の経験がない方でも問題ありません。入部するほとんどの方が同じで、上級生が一から教えます。

物づくりがやりたいという方は是非来てみてください。



最後までお付き合いいただきありがとうございました。

みなさんとかわさき班としてお会いできるのを楽しみにしております!


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